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「のぞいて!おだわら」0465.netで史跡と商業の街・小田原の観光スポットを紹介!
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御感の藤

この藤は、小田原城二の丸御殿に鉢植えされていた藩主・大久保氏のもので、明治維新後、市内板橋の森元氏の手に渡り、明治16年に市内唐人町(浜町)の西村氏が買い受けて育てられたと伝えられています。 大正天皇が皇太子のとき、小田原御用邸の滞在中のある日、西村邸の前通った際、召馬が藤棚の下に駈け入ったために皇太子の肩に花が散りかかってしまいました。周囲の人々が恐縮していると「見事な花に心なきことよ」と感嘆されたことから、「御感の藤」と呼ばれるようになりました。 その後、大正11年、小田原保勝会・尾崎 亮司氏(小伊勢屋16代当主)の尽力によって、旧唐人町から現在の位置に2株加えて移し植えられました。 最近は老齢のため樹勢が落ちましたが、5月上旬には、紫色の花房が見事に垂れ下がります。花房が1メートルあまりにもなる見事な藤棚です。 神奈川県名木百選・小田原市天然記念物に指定されています。

お茶壺橋(小峯橋)

江戸時代に小田原城二の丸への出入り口としては、大手口と幸田口、箱根口があり、それぞれ大手門、幸田口門、箱根口門を設けていました。南方の箱根口門から入城すると、この小峰橋と住吉橋を渡り、内部に入いらなければなりませんでした。この橋の正式名称は、小峰橋といいましたが、土地の人々は、お茶壺橋という名称で親しんできました。現在では、小峰橋より、お茶壺橋というほうが一般的に浸透しています。このいわれについての確かな資料はありませんが、江戸時代に京の茶所・宇治より、徳川将軍家に茶を献上するために、お茶壺様と称するご一行が城内茶壺曲輪に宿泊し、この橋を往復したことから、お茶壺橋と呼ばれるようになったといわれています。

周辺見どころ

「城址公園のハス(オオガハス)」
小田原城址公園の南曲輪南掘(御感の藤棚前)の群生し、城址公園の夏の風物となっています。例年7月中旬から8月中旬までが見ごろです。日の出とともに花が開き、午後には閉じます。一斉に花開く姿は壮観です。隠れた城址公園の名所ともいえます。

「城址公園の珍しい植物」
ヒシとハス
昭和55年、お堀の水を浄化するための工事をしたところ、今まで絶滅してしまったものとばかり見られていたヒシとハスが泥中の眠りよりさめて驚く程の勢いで発芽し、今も育成を続けています。
オオガハス(大賀ハス)
昭和26年、千葉県検見川の地下から発掘された、2千年前のハスの種子がりっぱに発芽しました。その一部を株分けし、昭和54年、ここに移し植えたものです。
スイレン
もと日本水産の研究所より株分けをし、植物愛好家の手により、昭和23年に移し植えたものです。