西海子(さいかち)小路
西海子小路は、国道1号の南側に並行して小田原箱根口付近から早川口付近にあります。その昔、武家屋敷が集まっていた風情のある小路。かつて谷崎潤一郎や三好達治など多くの文学者たちが周辺に居を構え、数々の文学作品を生み出していったゆかりの地でもあります。今は閑静な住宅街です。また〈さいかち〉という名前の由来はマメ科の植物の名から。実にサポニンが含まれていて、セッケンの代りや薬として使われていました。昔の人にとってはなじみ深い植物です。
4月上旬には51本もの桜の木が見事に咲き誇り、桜のトンネルとなります。桜の花びらの舞う通りをのんびりとそぞろ歩きしてみては?
4月上旬には51本もの桜の木が見事に咲き誇り、桜のトンネルとなります。桜の花びらの舞う通りをのんびりとそぞろ歩きしてみては?
文学館
西海子小路にある小田原文学館。建物は、幕末の志士で、元宮内大臣でもある田中光顕伯爵が別邸として建てたものです。庭は和洋折衷の様相を呈し、四季折々の美しさを堪能できます。日本近代文学の祖といわれる北村透谷、文化勲章を受章した尾崎一雄や川崎長太郎ら私小説家、民衆派の代表的詩人・福田正夫をはじめとする小田原出身の文学者のほか、谷崎潤一郎、三好達治、北條秀司、長谷川如是閑ら小田原に在住して執筆活動を行った小田原ゆかりの文学者の資料を展示しています。
隣接の白秋童謡館では、日本の童謡文化確立に精力的に取り組んだ北原白秋の資料が集められています。愛する子どもに歌ってきかせるための作品づくりが、白秋の童謡創作の力の源になっていたのが分かります。「マザー・グース」を最初に紹介したのも白秋だったのですね。
<住所>小田原市南町2−3−4
<開館時間>9:00〜17:00(入館は16:30まで)
<休館日>12月28日〜1月3日
<観覧料>
大人250円(20名以上の団体の場合は180円)
小・中学生100円(20名以上の団体の場合は70円)
隣接の白秋童謡館では、日本の童謡文化確立に精力的に取り組んだ北原白秋の資料が集められています。愛する子どもに歌ってきかせるための作品づくりが、白秋の童謡創作の力の源になっていたのが分かります。「マザー・グース」を最初に紹介したのも白秋だったのですね。
<住所>小田原市南町2−3−4
<開館時間>9:00〜17:00(入館は16:30まで)
<休館日>12月28日〜1月3日
<観覧料>
大人250円(20名以上の団体の場合は180円)
小・中学生100円(20名以上の団体の場合は70円)