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日記
2020年12月18日 16:43
スズアコーヒー&籠淸のコラボ企画「伊達巻とコーヒーのフードペアリング」前編
以前行われた、小田原箱根商工会議所が主催している体験教室イベント、
「伊達巻とコーヒーのフードペアリング」を「CafeSnap」様に取材していただいたので、その記事をご紹介いたします。
開催場所は籠淸様の「籠淸小田原駅前店」です。
このブログ記事を参考にしていただきながら、お正月にペアリングを楽しんで頂けましたら幸いです。
※「CafeSnap」日本初のカフェに特化した写真共有型アプリ
https://cafesnap.me/
以下「CafeSnap」様の記事です。
今回のイベントを企画したスズアコーヒーは、1956年に小田原で創業した自家焙煎珈琲店。地元はもちろん、観光地として有名な箱根や熱海の旅館やレストランで提供されるオリジナルブレンドを数多く作っています。主催者の鈴木雄介さんは、難関と言われているJ.C.Q.A.認定 生豆鑑定マスターの資格を所有。スズアコーヒーの三代目を引き継ぐ焙煎士です。
会場は、1814年創業の小田原を代表する老舗かまぼこ店 籠淸(かごせい)。今回は小田原で作られるコーヒーと伊達巻、そして地元のフランス料理店MECIMO(メシモ)のシェフが提案する、伊達巻を使ったアレンジスイーツとコーヒーのペアリングを体験しました。
ペアリングの定義と4つのセオリー
まずは“ペアリング”についてのおさらい。そもそもコーヒーにおけるペアリングとは、“コーヒーの味の特徴と相性が良いフードを掛け合わせて楽しむこと”で、“食べ合わせ”とも呼ばれています。ペアリングには大きく4つのセオリーがあります。
①同調のペアリング: | ドリンクとフードに共通する味わいを掛け合わせて、魅力を増幅させる |
②補完のペアリング: | フードに足りない味をドリンクで補うことで、魅力を増幅させる |
③中和のペアリング: | 脂分などフードの成分をドリンクで中和させて食べやすくする |
④対比のペアリング: | それぞれ異なる味わいのフードとドリンクを掛け合わせることで味覚のコントラストを楽しむ |
このセオリーをふまえて、早速ペアリング開始です!
【ステップ1】 まずはコーヒーだけを味わう
まず最初に、スズアコーヒーのブレンド2種をテイスティングします。中煎りの“マイルド系ブレンド”は香ばしさと甘みが強く、まろやかな味わい。深煎りの“ビター系ブレンド” は深煎りならではの苦味、コクが印象的。それぞれの苦味・酸味・甘味・コク・渋みの印象を数字でメモしておきます。
【ステップ2】 伊達巻×コーヒーのペアリング
いよいよコーヒーと伊達巻のペアリングです! 伊達巻はおせち料理の一品というイメージがありますが、お茶うけとしても知られています。籠淸では、魚のすり身や全卵、砂糖など、シンプルな素材のみで作っています。
まずは中煎りのマイルド系ブレンドと伊達巻。コーヒーを飲んだ後に、小さく切った伊達巻をいただきます。
濃厚な甘さの伊達巻と、中煎りコーヒーの甘さが重なって、味にまとまりが感じられます。伊達巻がお茶受けとして食べられていることにも納得。これはセオリー①同調のペアリングにあたります。
次は、深煎りのビター系ブレンドと伊達巻のペアリング。伊達巻の表面についている焼き色の部分と、深煎りコーヒーの苦味が合わさり、香ばしい余韻が残ります。同時に、深煎りのコーヒーは、伊達巻の濃厚な甘さを口の中ですっきりとさせてくれる効果も。これはセオリー③中和のペアリングにあたります。甘いものが得意でない人にはこの組み合わせがおすすめ。
また、参加者の方に聞くと、伊達巻を単体で食べたときにはわからなかった、伊達巻に含まれる“みりん” や、ごく少量の“塩味”も感じられたとのこと。これは異なる味わいのフードとドリンクを掛け合わせることで、それまでに感じられなかった味を浮き上がらせる④対比のペアリングになります。
以上「CafeSnap」様の記事でした。
今回はここまで。
次回の後編に続きます。
当イベントでは、コーヒーを通して、地元・小田原の食材をアピールすることができました。3社とのコラボレーションは、とても楽しかったです。
スズアコーヒー
小田原 籠淸(かごせい)
MECIMO(メシモ)