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日記
2020年03月24日 16:03
十字町ヒストリア
十字町ヒストリアは2015年に作られた団体で、1896年ごろ設置された人力により運行する小田原~熱海間の鉄道「豆相人車鉄道(ずそうじんしゃてつどう)」の120年記念事業として開きました。
それまで100年、110年記念事業時には、人車鉄道のジオラマ展示や屋台を出してのイベント開催を行ってきましたが、徐々に商店会の担い手が少なくなり、これらのイベントは開催されなくなりました。120周年を迎え、何か形として残したい、このままにしておくのはあまりにも惜しいと考えていたとき、商店会のOBから1つの資料を託されました。
それが、十字町ヒストリアのある旧十字町地区(現小田原市南町界隈)に、多くの著名人、軍人、財界人、文学者達が居住していたという文献をとりまとめたものでした。
北原白秋や、司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」にも登場する秋山真之、電力王として名高い松永安左衛門、初代内閣総理大臣である伊藤博文、日本陸軍の基礎を築いたとされる山県有朋、と、その数100近く。
住んでいる人間がこれらを知らず、このままなすがままにしていれば、歴史の隅に追いやられてしまう。合わせて、人車鉄道や北条時代までを取り扱う、歴史を残し伝えていくことをしなければいけないと。
そこで、120周年記念として開かれたのが十字町ヒストリアです。
歴史的記録の保護・研究以外にも、研究結果の説明や、十字町の歴史についてなど、十字町ヒストリアでは土曜、日曜を限定公開日としてインストラクターが資料などを用いて説明をしています。
これから小田原の歴史について、いろいろお伝えしていきたいと思います。
マイスターブログ管理者
その道の巨匠にお話を伺うマイスターブログ、「十字町ヒストリア」のご担当者様にご寄稿いただきました。
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