弥八恵比寿大黒天2ページ
2009年08月26日 14:51
七福神はその名の如く、崇めれば福をもたらす七人の神として
長く深く信仰を得てきました。多くの説があるが、竹生島の
弁財天や西宮の蛭子など、それぞれに古くから信仰されていた
神々を、室町時代の中頃に七福としてまとめられたという説が
濃厚です。その後、七という数のイメージの良さと、個性
あふれる神々のにぎやかな集団は、庶民のこころをとらえ、
今日までその人気は衰えません。
弥八恵比寿大黒天境内「お花見茶屋」
七福神は、めでたいモチーフとして取り上げられ、特に宝船に乗る七福神は、
正月の縁起物として好まれております。
「弥八恵比寿大黒天」境内には貴乃花ゆかりの桜の木「貴福桜」、箱根の
四季を望むお花見茶屋など、みどころやお休み処も充実。また、「お花見茶屋」には、
葛飾北斎筆の「七福神」レプリカが展示してあります。名画を境内散策がてら
ご堪能頂けたら幸いです。
夏は鳥のさえずりを聞きながら森林浴、紅葉の時季には、境内から赤・黄・緑色に
染まった木々達の壮大な景色が広がり、四季折々の風景を堪能できる隠れたスポット。
静かな塔之沢、七人の神様が全員揃った、弥八恵比寿大黒天の七福神に開運を願い、
リフレッシュしてください。
七福神とは
◆恵比寿
恵比寿は蛭子神とも言われ、商売繁盛の神様として商家に信仰された。
烏帽子、狩衣、指貫をつけ、釣り竿をかつぎ、大きな鯛を抱える姿で
描かれることが多い。
◆大黒天
福徳と財宝を与える神。中国から食厨の神として伝わったが、
我が国古来の、大国主命信仰と融合し、一般的に満面の笑みを
たたえ、頭巾をかぶり、「満願成就」の打ち出の小槌を持って、
米俵に座っていることが多い。
◆布袋
布袋和尚は、中国の後梁の禅僧で、杖と日用品を入れた大袋を持ち、
市中を歩き回り、吉凶や天候を占ったという。大きな太鼓腹で
福徳を招き、堪忍袋と呼ばれる袋を持つ姿が多い開運の神。
◆毘沙門天
四天王、あるいは十二天の一人で、宝塔・宝棒を持ち、
武器・甲冑で身をかため怒りの表情で表現されるが、悪霊を退散
させ、財運・勝負運を授ける善神である。
◆福禄寿
長い頭と長く伸びたひげを持っているのが特徴で、福の子宝、
禄の俸禄、つまりお金や財宝、寿の長寿の三徳を身に
そなえた南極星の化身とされる。
◆弁財天
インドの神で、七福神の紅一点。日本で古くから信仰されていた
吉祥天と混合され、弁天様として愛されてきた。
福徳、財産をもたらす女神であり、琵琶を弾いている姿が多い。
◆寿老人
「病気平癒」を願う長寿の神。寿星の化身とされ、福禄寿とは
異名同体の神と言われる。