弥八恵比寿大黒天

箱根七湯で知られる「塔之沢」はちょっとした秘境の地として観光名所です。
塔之沢の駅を降り、静寂の小径を下っていくと、そこは「弥八恵比寿大黒天」
の境内。貴乃花ゆかりの桜の木「貴福桜」、箱根の四季を望む「お花見茶屋」
など、みどころも充実。
　散策しながら中腹まで降りてくると、苔むした滝の傍らで、子どもを包み
込むように抱き寄せる、弁財天としては大変珍しい「弥八・子育て弁財天」が
見えてくる。優しく、ふくよかな表情は参拝者の心をほっと和ませてくれます。
元来、弁財天はインドの神様で、福徳、諸芸能上達の神として広く信仰され、
彫りの深い東洋的なお顔が多いのですが、「弥八・子育て弁財天」のお顔は、
日本人的で、何故か身近な誰かに似ていると思わせる程、親近感が涌いてくる。
　「弥八・子育て弁財天」は、この時代にあって、子供の成長・将来や子育ての
悩み・家族の絆に迷う人々の、救いと心の支えになることを願って建立されました。
静かな塔之沢、弁天様を訪ねて散策し、ここで過ごす癒しのひととき。
どうか明日もいい日になりますように・・・。