香林寺地蔵堂3ページ
2012年10月10日 12:16
鎮守大弁財尊天略縁起
鎮守大弁財尊天略縁起についての詳細は以下のように伝えられています。
「当寺開山大樹乗慶禅師(母は北条氏、鎌倉の人、永正7年(1510年))慈母、江の島
弁天に祈り霊夢を受け禅師を生むという禅師、7歳にして出家、参禅弁道、18歳にして大悟す
笈(当時の重宝)を担いて、韶陽の石窟(本堂裏に遺跡あり)に入り当寺を開創す 時に文明16年(1484年)なり
一日、禅師江の島弁天に参詣するに、白蛇あらわれ宝玉を捧ぐと、ここに因縁の深きを知り江の島弁天を勧請して当寺の鎮守となす それ以来、鎮守大弁財尊天は、実に500年の長きにわたり当寺を守護す
ここに老巧せる堂宇を再建し、当寺並に十方有縁の信者の守護を祈願するものなり
冀くは威光を増加し普く衆生を利済したまわんことを」
維時 昭和53年4月18日 南谷山 香林寺 第31世 大徹 謹識