香林寺地蔵堂4ページ
2012年10月10日 12:19
板橋のお地蔵さん(神奈川県指定重要文化財)
板橋地蔵堂は、正しくは金龍山宗福院と称し、本寺の南谷山香林寺が管理しています。本尊さんは、「延命子育地蔵大菩薩」で弘法大師のお作で、身の丈八尺の坐像の胎内にあるので「腹籠りのお地蔵さん」ともいわれています。永禄12年(1569年)湯本村古堂から移しました。毎年正月と8月の23日の大祭には、近郷近在から善男善女のお参りで大変な賑わいで、参道の両側は露店が軒を並べその盛況は今も昔も変わらぬようです。
地蔵堂(神奈川県指定重要文化財)の境内には、慶応4年の戌辰戦争において戦死した、豆 相軍監因幡鳥取藩中井範五郎正勝以下の墓が、そして寛政7年(1795年)に建てられた一刀流六代目、横田常右衛門豊房と、七代目石坂四郎治政宣の供養碑 があり、本堂の右側に鎮座する木彫りの大きな大黒天像は、関東大震災の翌年、小田原の城山に建てられた生木大黒「復興大黒尊天像」を移し安置されたもので す。